〜すべての小中学生に一人一台iPad時代 うちの場合の けんあんじこう〜
今日は地域の公立小学校での定期面談の日でした。
数日前に担任の先生から、4月から今住んでいる市のすべての小中学生に
卒業までタブレットが貸与されることになったこと、
そして子どもたちが籍を置く小学校が1月からそちょうどの試験校になったということで、
一人一台iPadをお配りしますとの連絡がありました。(うちは3台!)
我が家はパソコンやタブレット、ネットなどの類は、少なくとも今の時点では
与えることは考えていなかったので、まずは詳しく聞いてみようと思い、
行ってきました。
小学校では、3学期の初めに1年生から6年生まで授業で使うものとして
すべての児童に配られ、毎日練習と使用を開始しているようです。
算数の穴あき問題を、記号をタッチして答えていく
漢字をなぞって練習する
一問正解するたびに、キランとコインが出てきてポイントがたまっていくという、
ゲームをクリアしていくような感覚の達成感も仕込まれています。
(もしかして、タブレット学習では、これまでもこういうのって当たり前だった!?)
右上にはすべての科目の獲得ポイントの合計が累積になっていて、先生が、
「たったの1週間で、夢中になって1万点以上とった子もいるんだよ!」と言っていました。
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まず、この学習方法は、うちは、利用しなくてもいいかなーと。
既にあるものを選んでいくことからじゃなくて、どんな小さなことでも、
一見無駄に見えることでも、手やえんぴつを使って何もないところに何かを
書いていくことが、(落書きやいろんな過程も含めて)自分から生み出すことや広がっていくこと、考える力を育んでいくのではないかなぁと、勝手な感覚ですが思ったりします。
小学生や低学年ならなおさら。
だから量や回数はやらなくても、累計獲得点などの多くこなすという概念は
取り入れなくても、一つ一つの目の前の体験をじっくり重ねていくことを大切に
していけたらいいのかな、と改めて思ったのです。(机での学習も、そのほかもすべて!)
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子どもたちは、使えるアプリや機能を先生から一通り教わり、一緒に操作したりしていました。
絵を描くアプリや、高性能カメラもあり、プログラミングのアプリも入っていたりと、
うまく使えば、きっと子どもたちにとっても無限に広がる可能性のある魅力的なツールに
なることも確かなように感じて、
無償で借りられるなら借りておいてもいいかな、
なんて一瞬ふんわりと思ったけど、、
ふとこれを今日から突然子どもたちに与えられるということに、
危機感を感じて。
最後の最後で、
一度ゆっくり考えたいので、お借りすることにしたら改めてこちらからお願いしますと伝えて、今日はそのまま持ち帰らずに帰ってきました。
どうしたらいいだろう。ドキドキする。
もし借りるにしても、インターネットやアプリの使い方とか、まず私が軸をつくる必要があるし、事前に子どもたちと家庭で話し合う必要がとてもあると思うし。。
ああびっくりした。
ニュースではだいぶ前から当たり前にタブレット導入、となんとなく聞いてはいたけど、いざ自分のところにやってきた一人ひとりの子どもたちや家庭にとって、とっても大きなことのような気がするのですが、どうでしょうか。
”ツール”はいいけど、使う人が”使い方”を賢く選択する必要が、すごくすごくあるよね。それが子どもたちに課されている。タブレット・ネット社会ではどこかのタイミングで必ず出会う課題だから、向き合っていくちょうどいい機会かもしれない。
とりあえず答えを急ぐ必要はないみたいだから、ゆっくり考えてみようと思います。