『共鳴テンセグリティ』に共鳴して
週末、八ヶ岳にて共鳴テンセグリティモデルを作成するシナジェティクスワークショップというものに参加してきました。
2月に完成したばかり、5月オープン予定の日本最大のドームハウス、
『リトリートドームOR』での開催ということで、とても楽しみにしていました。
『共鳴テンセグリティ』とは
https://www.yatsuha.com/new/2023-03-28-114151.html
https://twitter.com/synergetics_jp/status/1652082930615996417
テンセグリティ構造には大黒柱がなく、
圧縮剤(棒)が張力材(ひも)という重力により引き合い統合されている不連続な構造であるため、より柔軟になり、それらは同期し、共鳴、共振しているシステムです。
フラーレン構造が、さらに進化しバージョンアップしたものだそです。
梶川司泰先生の、
多岐にわたる深いお話で印象に残ったことは、
すべての物質は振動していて、止まった時点で消滅してしまうこと
偉大な作用をなすものの原理は意外にもシンプルな知恵であること
張力材と圧縮材は、同等関係ではないこと
つまり張力材が存在して、はじめて素材にテンションがかかり圧縮材となりうるということ
何より衝撃的すぎて2日経ってもまだ余韻でふわふわしているのは、
『システムを通過する外力エネルギーが
システム自体をより強化するとき、そのシステムは共鳴している』
という梶川先生の言葉です。
自分で作成したテンセグリティ模型を目の前に、
触れたり、力を加えて振動を観察したり、紐を引っ張って音を鳴らしたり、
感じていると、梶川先生の言葉と自分自身が重なって、
このテンセグリティのように在りたい!というアイデアが湧き上がってきて、
震え、すごく爽快な気持ちになりました。
手を動かして、つくる。
とくに構造が完成しつつある後半は、一つ一つの交点をはめるたびに、徐々に全体にテンションがかかってくるのが手に伝わってくる。あと3本、2本。
最後の1本をはめる瞬間は。
その全体が生き出すシステムの統合を体感した瞬間でした。
これは作るたびに、発見があるのかもしれません。また作りたい欲が湧き上がってくる!
こうした構造については全く無知な私でしたが、梶川先生、バックミンスター・フラー博士には畏敬の念を感じます。
いつ触っても、プルプル振動を感じるのです。
吊るしておくと、少しでも空気の流れが発生すると、くるくる回り出します。
むずかしいことはさておき、家に迎えたこの子と、たくさん遊び戯れたいと思います💛