私たちは同じ という罠
ふと思ったことの
覚書です。
価値観が共通していて気の合う仲間だから
信頼している仲だから
共通の目的をもって一つのものを作り上げているから
だから、私にとって大切なことは
あの人にとっても 大切にちがいない
僕らが大切にしていることは、僕たちの信念は
きっと同じはずだ
あの人にも そう思って欲しい
という思いの現象は、
言葉にすると
そんなはずないと 笑ってしまえるかもしれないけれど、
ともすると 陥りやすい罠でもあるかもしれないと
ふと思う
どんなに似た価値観をもつ部分があったり
心許し、信頼し合える関係であっても
私 と あなた はちがうのだ
生きてきた背景
置かれている環境
大切にしたいもの
優先順位
すべてが ちがうのだから
いまちょうど縁あって
共鳴し合い
志を共にして
交わっているわたしたちの人生
この 天の采配を祝福し
湧き出てくる感謝とともにそれを迎えるとき
同じでも 違っても いいのだと
執着を手放して 関わることが
できるのかもしれない
ある意味孤独ではあるけれど
それを超えて
そんな世界が開けたら
個と個が立った状態で
優しく広がる世界を 安心して呼吸できる気がするのだ