被害者意識から抜け出す

あの人のせいで　

両親のせいで　

会社のせいで

自分の人生はこんなにも惨めで苦しいのだ、と

苦々しくやり場のない感情を外側に向けてしまうとき

本当はそんなことしたくなくて、超えたくて　

もがいてみてもどうしても抜けられないとき

私たちには

こんなときが誰にでもあると思うし、かつて通ってきた人もいるかもしれません。

そこから動いていくことを望む場合

とても大切なあり方として最も土台となる前提があります。

それは、

今の私は、これまでの私自身の選択の積み重ねであるということ

そして今この瞬間に

自分自身に関するあらゆる選択権は

すでに私自身の手の中にある

ということを、理解することです。

頭での理解ではなく、

腹の底から理解できたとき、

はじめて現実が動き出します。

この”前提”というのはとても重要で、この価値観念が私たちの土台にあることで、

日々の中での気づきや、人とのつながり、さまざまな方法で導かれながら

必ず自分が望む方向に進んでいくことができます。

このあり方が自分の一部になると

私たちが本来持っていたはずの

バラバラに散乱しまっていた力が

瞬時に私たちのもとに　戻ってくることになります

あなたの人生の選択権ははじめから

すでにあなた自身が持っていたのだということが肚に落ちた瞬間　

私たちの意識は

これまで責任を転嫁していたあらゆる人や物事から

私たち自身の選択へと向かいます

これまで意図せずして力を与えてしまっていた人や物事から

それはあなたのもとに戻り、

あなた自身の愛をもとにした選択、次なる一歩に

大きく力を与えてくれることになります。

選択の一つ一つが変わり

派手なことではないけれど、

内側には静かな自信と希望がみなぎり、

たとえどんなことがあれ、人生を歩むのがとても軽くなります。

もし

”前提”をもたないままもがいている場合、

つまり、自分の”不幸”を外側のせいにしている場合、

あなたが本来持っている力はその対象のもとへ散らばってしまっているので、

自分自身のために選択する力が残っていません。

どんなに望んでも、そこから抜けられることはないということになります。

すべての人が、本来持っている力。

私たちが、この力を自身のもとに集結し、

自身への愛を持って選択を重ねて、力強く歩んでいけたらいいなと思っています。

愛をこめて